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Gmail送信者ガイドライン変更に関するお知らせ(2024/2/9更新)

※本記事については随時更新いたします。

Googleは2024年2月1日以降、Gmailアカウントにメールを送信する送信者に対する要件を強化することを発表しました。

●Gmailアカウントとは?
「@gmail.com」「@googlemail.com」のメールアドレスになります。

ガイドラインにそった運用が行われない場合、Gmailアカウントへの配信が届かなくなってしまいます。
以下をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。

ご参考:Gmailヘルプ「メール送信者のガイドライン」

■目次
1.送信者に対する新しい要件
2.必要な対策
3.注意点

 

1.送信者に対する新しい要件

オートビズのシステム側で対応する項目を含め、新たに設定された送信者に対する要件は以下になります。

全送信者Gmailアカウントへの配信が1日5,000件以上の送信者
SPFレコードまたはDKIM(電子署名)を設定するSPFレコードおよびDKIM(電子署名)を設定する
送信元のドメインまたはIPアドレスに有効な正引きおよび逆引きDNSレコード(PTRレコード)があることを確認する送信元のドメインまたはIPアドレスに有効な正引きおよび逆引きDNSレコード(PTRレコード)があることを確認
メール送信にTLS接続を使用するメール送信にTLS接続を使用する
迷惑メール率を0.3%未満に維持する迷惑メール率を0.3%未満に維持する
Internet Message Format標準に準拠するメール形式で配信するInternet Message Format標準に準拠するメール形式で配信する
GmailのFrom:ヘッダになりすまさないGmailのFrom:ヘッダになりすまさない
メールを定期的に転送する場合はARCヘッダとList-idヘッダを追加するメールを定期的に転送する場合はARCヘッダとList-idヘッダを追加する
送信ドメインにDMARCを設定する
<ダイレクトメールを送信する場合>
DMARCアライメントの合格にする

※弊社利用規約では配信の同意を得ていない配信は禁止しています。
<マーケティング目的のメールを送信する場合>
・ワンクリック解除に対応する
・メール本文内に解除URLをわかりやすく明記する

※弊社利用規約では配信の同意を得ていない配信は禁止しています。

 

2.必要な対策

Gmailアカウントに1日に送る件数により、対策が異なります。

Gmailアカウントが何件登録されているかを確認する方法

左メニュー【リスト一覧】を開き、「検索条件」>該当シナリオ名を選択>
メールアドレス欄に「gmail.com」(または「googlemail.com」)と入力して
』をクリックしてください。
画面右下に表示された件数がGmailアカウントの数になります。

 

 

5,000件以内の場合

①送信者のメールアドレスには必ずSPFレコードを設定する。
<参考>SPFレコードの設定方法

 ※あわせて、DMARCの設定を推奨しています。
 ※送信者アドレスにGmail、Yahooメールなどは使用できなくなります。

DMARCは【p=none】に設定してください。
「quarantine」(隔離)・「reject」(受信拒否)にしてしまうと認証が失敗してしまいます。

②Return-Path(エラーメール転送先)は原則空欄にする。
 設定する場合は、必ずSPFレコードが設定されているドメインのメールアドレスを使用する。
 ※なりすまし対策機能をご利用の場合は空欄にしてください。
  <参考>Return-Path (エラーメール転送先)の設定について

③メール内に必ず配信解除URLを記載する。

④配信の同意を得ているアドレスのみに送る。

 

5,000件以上の場合

①送信者のメールアドレスには必ず「SPFレコード」「DKIM」「DMARC」を設定する。
 以下①-1~①-3のいずれかの対応が必要になります。
 ※送信者アドレスにGmail、Yahooメールなどは使用できなくなります。

 ①-1:なりすまし対策機能を利用する。
  なりまし対策機能をご利用の場合は送信者アドレスおよび
  Return-Path(エラーメール転送先)が、当サービスのドメインの
  メールアドレスに置き換わることによりSPFレコード、DKIM、
  DMARCが設定された環境からの配信が可能になります。
  ※なりすまし対策機能をご利用の場合は
   Return-Path(エラーメール転送先)は空欄にしてください。

当サービスのメールアドレスのドメインは共有になります。
そのため、他のユーザーさまの影響を受ける可能性がございます。

 

 ①-2:独自ドメインのメールアドレスを利用する。
 独自ドメインのメールアドレスを利用し、SPFレコード、DKIM、DMARCの設定を行ってください。
 <参考>SPFレコードの設定方法

 【既に独自ドメインのメールアドレスをご利用の場合】
 DKIM設定のため、下記のフォームより必要事項を入力しご申請ください。
 https://24auto.biz/powerbiz/registp/gmhaishin.htm

 【独自ドメインのメールアドレスをお持ちでない場合】
 弊社で独自ドメインメールアドレスの取得代行も可能です。
 ご希望の場合は下記のフォームよりお申し込みください。
 https://24auto.biz/powerbiz/registp/ndomain_haishin.htm

 

 ①-3:ハイエンドプランを利用する。
 ハイエンドプランはSPFレコード、DKIM、DMARCが設定された
 送信元アドレスをご利用いただけます。
 ご参考:オートビズ プラン比較表

 

②迷惑メール率0.3%を以下に抑える。

 ②-1:配信の同意を得ているアドレスのみに送る。

  ●いたずら登録の対策を行う。
  参考:いたずら登録への対策について

  ●ダブルオプトイン機能を利用する。
  参考:登録確認メールのURLをクリックしてもらうことで、本登録させたい

 ②-2:メール内に必ず配信解除URLを記載する。
  (ワンクリック解除機能に関しては現在準備中です)

 ②-3:弊社ポリシーと利用規約を遵守する。

 

3.注意点

(1)ガイドライン変更後、独自ドメインのメールアドレスから送ると迷惑メールフォルダに入ってしまうケースが確認されています。

ガイドライン変更のため、誤判定を受けてしまっている可能性があります。
メール内で「Gmailで迷惑メールフォルダに振り分けられている場合は受信トレイに入れ直してください」等のアナウンスを行ってください。

 

(2)ガイドライン変更後、一度に大量配信を行うとGmailで大量のエラーが発生することが確認されています。

例)4,900件程度はGmail宛に配信ができるが、それ以上のGmail宛がエラーになってしまう

その場合は購読者設定で5,000件ずつのグループを作って分割配信を行ってください。 

■5,000件ずつの購読者設定を作る方法
※Gmail宛の配信が多い場合はシナリオごとに購読者設定を行ってください。

●UID1~5000までのグループを作成します。
1)左メニュー【メルマガ配信】>【購読者設定一覧】を開いてください。
2)選択メルマガで該当メルマガを選択してください。
3)[新規購読者設定]をクリックしてください。
4)購読者設定名をご入力ください。
5)メルマガ配信対象シナリオ1つにチェックを入れてください。
6)画面下にある「+抽出条件(詳細)」の青文字をクリックしてください。
7)UIDを「1」~「5000」と指定をしてください。
8)[リストを表示]ボタンをクリックしてください。
9)購読者リストが表示されますので、ご確認いただき、[設定内容を確認]ボタンをクリックしてください。
10)次の画面で[この内容で購読者を設定する]ボタンをクリックしてください。

●続いてUID5001~10000までのグループを作成します。
11)左メニュー【メルマガ配信】>【購読者設定一覧】を開いてください。
12)選択メルマガで該当メルマガを選択してください。
13)[新規購読者設定]をクリックしてください。
14)購読者設定名をご入力ください。
15)メルマガ配信対象シナリオで当該シナリオにチェックを入れてください。
16)画面下にある「+抽出条件(詳細)」の青文字をクリックしてください。
17)UIDを「5001」~「10000」と指定をしてください。
18)[リストを表示]ボタンをクリックしてください。
19)購読者リストが表示されますので、ご確認いただき、[設定内容を確認]ボタンをクリックしてください。
20)次の画面で[この内容で購読者を設定する]ボタンをクリックしてください。

 

ご不安な場合は・・・
SPFレコード、DKIM、DMARCが設定された送信元アドレスをご利用いただけるハイエンドプランへのアップグレードをご検討ください。

ご参考:オートビズ プラン比較表

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